こんにちは モトジです。
バイクに入れるガソリンの話の続きです。
ちょっと古い外車にガソリンを入れようとして、
「あれっ?このバイクのガソリンは有鉛?無鉛かな?」
と考え込み、作業が止ってしまう事がありませんか?
ないですね、ごめんなさい。
無鉛はその名の通り鉛を使っていないガソリンの事で
現在、普通に売っているガソリンです。
では有鉛とは何か。
有鉛ガソリンとは?
ガソリンのオクタン価を高める為に、
オクタン価向上剤として四エチル鉛を添加して、
オクタン価を97〜98に向上させたガソリンの事をいいます。
現在は大気汚染防止上の見地から使用されておらず、
全て無鉛のハイオクに切替えられています。
有鉛ガソリンの利点
アンチノック剤としての効果。
ガソリンに含まれている鉛が減摩作用をし、
バルブシートを保護・潤滑する。
有鉛ガソリンの欠点
鉛成分が排気ガスに含まれ、人体に有害である。
1973年に始まった排気ガス規制で有鉛ガソリンが
ほとんど生産中止になり、日本のガソリンスタンドでは
有鉛ガソリンは売られていません。
近年のバイクは、バルブ、バルブシートの材質が
改良され無鉛ガソリンでも問題ありません。
また、有鉛ガソリン仕様車に無鉛ガソリンを
入れても急に壊れる事は無いので、
整備時には無鉛ガソリンでもOKです。
うろ覚えですがドゥカティの1985年以前のモデルが、
有鉛仕様だったと思います。
昔 900SS ベベル が売れた時に有鉛化添加剤をサービスで
プレゼントしましたね。
バイクに入れるガソリンの話(有鉛ガソリン)の話でした。
それでは