こんにちは モトジです。
↓ いまどきのバイク (Ninja250SL) に搭載されているのが
制御弁式バッテリー
GSユアサのYTX-12BSと言うバッテリーです。
いわゆる 密閉型バッテリー
通称 MF(メンテナンスフリー)バッテリー
呼び方いろいろありますね。
昔は、バッテリーが無いバイクが普通にありましたが
現在は、なくてはならない 重要パーツの一つです。
今回は、バイク用のMFバッテリーの話です。
春先にかけてバイクのバッテリーのトラブルが
非常に増えてくるので、おさらいもかねて
いまさら聞けない MFバッテリーの特長を紹介します。
①液面点検や補水の必要がない
特殊極板と特殊セパレータ、及び密閉化構造の採用により
走行中のガス発生が少なく、また発生したガスは、
陰極板に吸収され電解液に還元されるため、
電解液の減少がなく、液面点検や補水の必要がありません。
②漏液の心配がなく、傾けた状態でも使用できる
電解液は特殊なセパレータによって確実に保持されています。
そのため流動する液がほとんど無く、
どの様な方向に傾けても漏液しません。
ただし、バッテリー搭載位置はあらかじめ車両側で
設計されているので、取付けの際は決まった位置に搭載すること。
③自己放電が少ない
特殊な鉛一カルシウム合金のグリッドを使用し、
自己放電量を最少限に抑えてあり、液入り状態での長期の保存が可能です。
④ワンプッシュ動作注液方式の採用
使用開始時の電解液注入は、バッテリー注液口に
専用電解液容器の注人口を差し込むだけでできます。
専用電解液容器の電解液は全量がバッテリー内に
注入できるため、電解液による工具の腐食や
液の飛散などの心配がありません。
⑤安全設計
極端な過充電による過大なガス発生に対処するため、
安全弁を備えています。
⑥防爆構造
バッテリー内部にフィルターを装着し、外部からの
火気をシャットアウトし、バッテリーの引火爆発を未然に
防止できます。
⑦小型にできる
フリー電解液がなく、バッテリーの高さを低く設計でき、
開放型バッテリーに比べ容積効率が向上してます。
⑧排出管等の突起物がない
バッテリー内部でガス吸収が行われ、排出管は不要となり、
開放型バッテリーの様な突起物がありません。
最初にも言いましたが、春先はバッテリー上がり
などのトラブルが非常に多いです。
とくに 積雪地域は、バイクを冬期保管している方がいると思います。
バイクに乗り出す前に一度 バッテリーの点検を
してみてはいかがでしょうか?
以上 バイク用 MFバッテリーの話でした。
それでは